美容業界の2016年を大予想 by ヘアスタイリスト「のぶ」

美容業界の2016年を大予想

ちょっとこれはやってみたかっただけなのです…。

勝手に来年の事を予想してみよう…。
と、勝手にコラムニストの様に投稿。

そして独り言なのに稀に見る記事の長さなので、興味のない方は速やかにホームボタンを押してください。

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2016年は「フリーランス元年」

フリーランスの美容師さんが一気に増えるのではないか?
と勝手に予想しています。

『もうフリーランス元年なんか過ぎてるよ!』っていうのが多くの声かもしれません。

しかしながら、フリーランスという働き方が先行していたのって『都市圏』が多いと思っているんですね。
まだまだ『地方』では、フリーランスという働きが浸透していないし、そもそもそういったスタイルの美容室って少ないのが現状です。

ただ一昨年くらいから『業務委託型』サロンが増えてきているというのを感じていて …。
その中には地方での出店というのも増えてきたんですよね。
それもフランチャイズ展開で大きく出店数を伸ばしているいわゆる『大手』も登場してきました。

■なぜ増えたか?なぜ増えるのか?…についての見解。

【社会保険の加入義務と最低賃金の上昇】

この辺りの事は、業界のことやそれぞれの企業のこともあるので『グレー』にしますが、社会保険加入は会社にとって経費の増加になりますよね。
それと並行して最低賃金の上昇が全国的に起きている現状もあります。
なので、『従業員』ではなく『業務委託契約』という選択もあるのかもしれません。
実際、業務委託というのは双方にとって有益な場合も多々有ります。

【新卒美容師さんの減少】

少子化の影響もあり、美容学校を卒業する人数が少なく『求人難』ですよね。
そこに加えて、育成期間は昔に比べると比較的『長く』なっているのではないでしょうか?
なので、そこから起きている問題は 『スタイリストとアシスタント』比率の悪さもあると思っています。

なので、アシスタントを雇わずにスタイリストだけを「必要」とするサロンも多く『委託』というスタイルが馴染みやすいのかもしれません。

【カリスマブーム世代の美容師】

カリスマブームの世代の美容師さんが『結婚・出産』ののち、少しでも働ける。
働くなら『効率的に働きたい』というスタイルのママさん美容師がちらほら復帰してきた。

カリスマブーム世代の男性美容師さんが『出店ラッシュ』で店舗が増加したのが、ここ最近のことではないでしょうか?
しかし、これ以上の出店は実際には需要と供給のバランスから見ても厳しいのが現状…。
実際に出店から1年以内の撤退も多いと思っています。

そういった撤退した美容師やこれからの独立を断念した美容師が「フリーランス」で働くというニーズがあるのではないかと考えています。

あげればきりがないから、増えた点に関してはこの3つ…。

■これから「フリーランス」が増えることによって起きそうな現象を考えてみる。

【下等価格競争の激化】安売り増加!

フリーランスの美容師を安定して雇用するために必要なのは、安定した集客が必須だと確信しています。
そして、その安定した集客は『出店直後』や『雇用(委託契約)直後』から、爆発的に必要になります。

スタートダッシュじゃなくて、のんびりでいいよ …。では、美容師の集まらない形態…。

継続性のある『リピーター』よりも、即効性のある『新規客』が重要になってきます。

そこで起きうると思っていることは『爆発的な新規を獲得するための価格破壊』が起こると思っていて…、実際にこうゆう店舗も増えています。

例えば…。
カット&カラーで2,980円
という集客メニューの価格競争。

価格を『入口』に顧客は集めるものの、そんな『時間単価』では経営が成り立たないのは当たり前…。
実際は提案による単価アップを行い、退店時には『倍近い料金』になって帰って行かれるお客様が多いのではないかと予測しています。

そこで『提案』できない美容師は、そのお店を去ることになるでしょう。
そして、新規再来はどういった仕組みがあるかはわかりませんが『比較的』悪いのではないでしょうか?

『再来』しなくても『新規集客』ができれば良いという『価格&立地』戦略のサロンが増えるのではないか?と感じています。
ある意味リピーターを捨てるという特化戦略ですよね。

【ポータルサイトの二極化】

そういう意味では、ポータルサイト内での二極化も進むのでは?と思います。
実際グルメサイトでは二極化すすんでますからね。
そういった動きは出るのではないかと…。

「クーポンなどの価格を重視してサロンを探す顧客」
「サロンのサービスやこだわりなど、料金よりも自分にあったサロンを探す顧客」
など、顧客のニーズが明らかに分かれてくるのでは?

実際、大阪の『心斎橋エリア』でカラー&カットのクーポンを探してみると…。

クーポン総数(カラー&カット)が480件なのに対して

3,000円以下のクーポンが 16件
4,000円以下のクーポンが 62件
5,000円以下のクーポンが 111件

カラーカットで3,000円以下ってすごいびっくりしますね。

かと思いきや、同じようにカラー&カットのクーポンで高単価なサロンもあります。
20,000円以上のクーポンを検索してみると 44件も出てきたんですよね。

この検索結果は有名な「ホットペッパー」さんですが、同じサイト内でこれだけ価格差の違うサロンが紹介されているんですね。

ポータルサイト自体も顧客の「セグメント」を分析して、サイトのユニークユーザーがどの層が多いのか?

そうゆうところを考えていく時代に入っていますよね。

利用するサロン自身もサイトが持っているユーザー特性に対して『出稿』しないと費用対効果が取れなくなってくるかもしれません。

このままでは『価格戦略』に顧客を持って行かれ、価格戦略に特化したサイトばかりになってしまうかもしれません。

■人材と求人の視点

美容学校卒業生徒数が年々減ってきているので、求人は変わらずしんどいだろうな…、と感じます。
求人の予想まで書くと長くなりそうなので、また記事を考えてみようと思いますが…、ヘッドハンティング業や人材紹介業が増えるだろうと思います。

生産人口が減ること自体が、求人を売りにしている企業からすれば『マーケットの縮小』にあたります。
マーケットが縮小した時に何を追うのか?

きっと追うのは『単価』だと思います。

そういう意味では『採用単価』の高い美容業界はもちろんターゲットにされると思います。
もっと採用単価の高い業種はたくさんあると思いますが…。

その中でも、すぐ売上アップにつながるスタイリストなどはどこのサロンも必要としていると思います。
そういったところを狙って、ヘッドハンティングを仕掛けるサロンも少なくないと聞きます。

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といったところで、好き勝手予想をしてみました。

そして、こう書いておきながら自社は『フリーランス』を推しているわではございません。
『マズローの欲求5段階説」にもあるように「生存欲求」「安全欲求」であったり「社会的欲求」があるように、会社という組織に守られる部分、会社という組織だからこそ得られる一体感や達成感を大事にしたい…という想いを強く持っています。

しかし環境の変化に対してフレキシブルに会社の環境を整えることがすごく大事だなと思ったので、いろいろ考えるなかで書いてみました。

先のことを予想するのは「人それぞれ」でいろんな意見があってしかり。
でも先を考えるからこそ見えてくるものもある。

なんか長い記事に付き合っていただいてありがとうございました。

あとフリーランスに関して書いた記事もありますので…。

美容師のフリーランスという働き方