独立を考えている美容師さんにおすすめの記事

美容室を新規で開業・独立を目指す美容師のための開業マニュアル

はじめに

こちらのサイトの記事をご覧になっておられるということは、美容室の独立・開業についてお考えの美容師さんや美容室経営を考えられている方だと思います。
こちらのページでは、美容室を開業するにあたって必要な準備や考え方について記述していこうと思います。

ただ、サロンを開業するにあたって一般的には半年〜1年程度の準備期間が必要になってきます。
いますぐにサロンを開業しようと考えてこちらのサイトを訪れた方も、一旦頭をリセットして開業までの流れを一緒に考えて学んでいきませんか?

⭐︎マークがついているキーワードは、追って記事を作成していきますので、しばらくお待ちくださいね。

もう一度よく考えて!あなたの独立の目的は?

私自身もサロンを経営した経験があり、知人や友人にもたくさんの美容室経営者がおりますが、みんなが順調に経営をされているわけではなく、苦戦を強いられている方が多いのも現状です。

従事者として働いている現状からの逃げなのか、自己実現や業界貢献のための挑戦なのか、自分が独立する目的を考えてみましょう。

というのも経営を始めると物件の契約や返済など、やめたくても簡単に経営をやめることはできないのです。
老後のんびりしたいと思ったのに、老後にサロン経営が重荷になってのしかかってくる可能性もあるのです。

⭐︎サロン経営を始める前に考えておきたい事にQ&A形式で答えます。

美容室開業までの流れはこんな感じ

実際にサロンを開業するまでにあたって考えなければいけない事は、おおよそ時系列で下記のリストにまとめたあります。
時系列にはまとめていますが、並行して動かなければいけない事などもありますのであくまで参考にご覧ください。

開業までの流れ
  • 事業計画書の作成
  • 資金調達
  • 資金調達
  • 物件選び
  • 店舗内装の施工
  • 備品の準備
  • 保健所への届出

事業計画書の作成

事業計画書はサロンの目標てありゴールです。ゴールを決めずして開業に向けて動き出すことはできません。
どんなサロンを作りたいのか、計画を立ててイメージを膨らませていきましょう。

資金調達の際に重要な事業計画書

開業するにあたり開業資金の準備が必要になりますが、日本政策金融公庫や金融機関からの融資を受けるにあたり、返済計画までを盛り込んだ事業計画書が必要になってきます。

事業計画書に必要な3つの項目

サロンコンセプト

「どんなお客様に対して、どんな価値を提供するか」を明確にしましう。
この提供する価値が明確であればあるほど、ターゲットが明確になり、お客様やそこで働きたいと思うスタッフが集まってくるのです。
サロンの立地条件や規模、内装のデザインなどは、このコンセプトに沿って描いていきます。

 

⭐︎美容室を開業する前に考えようサロンのポジショニングとコンセプト

数字(予算計画)によるシミュレーション

サロンコンセプトで掲げた「理想のサロン」を実現するためには、どのくらいの開業資金(イニシャルコスト)と運営するための維持費(ランニングコスト)がどのくらいかかるのかを試算して計画しておくことが大切です。
初めから売上が上がるわけではないので、どのくらいの成長曲線を描いていくかも厳しめに考えておきましょう。

サロンの経営が軌道に乗るまでの投資期間をどのくらいで考えているかによっても、必要な運転資金が変わってきます。
身近に先輩経営者などがいれば、生の声をしっかり聞いておきたいですね。

目標達成のための戦略づくり

上記のシミュレーションで明確になった売上目標に対して、どれくらいの客数が必要なのか、単価はどのくらいで考えておくか、新規の集客はどうするのか?など、なるべく目標を細分化して戦略づくりをしていきます。

自分1人での独立ではなく、スタッフを雇った状態の独立・開業の場合は、自分自身の目標設定だけでなくスタッフの売上計画や教育の計画も立てなければなりません。

 

⭐︎美容室・ヘアサロンの事業計画はこうやって立てる。

資金調達

事業計画書が完成し、必要となる資金が明確になったら、初期投資のための資金調達のプランを考えましょう。
資金調達とひとことで言っても、調達手段は金融機関や親族からの支援などさまざまです。
自分の計画にあったプランと返済する覚悟を持って資金調達の計画を立てましょう。

資金調達のいろいろ

資金調達にあたって、自己資金がどのくらい準備できて、どのくらい事業に投資できるのかを調べておきましょう。
すべてを事業になげうつのではなく、生活費を賄えるだけの資金は残しておくべきだと思います。

ここでは資金調達の手段をまとめていきますね。

親族からの支援を受ける

困ったときに頼りになるのはやはり親族です。資金調達に行き詰まった時に親からの支援があるのとないのとでは、安心感が全然違います。
これは、具体的に資金を援助してもらうというわけではなく、困ったときになんとかしてもらえる保険をかけておけるかどうかです。
自己資金以外にも親族からの支援金があったほうが、融資の際の審査担当者の印象も違います。

日本政策金融公庫からの融資を受ける

美容業に限らず、新規事業の立ち上げや独立開業などの際に最もよく利用されているのが日本政策金融公庫からの融資です。
創業者(新規事業者)への貸し出しを専門に行っているので、開業時のメリットもたくさんあります。

 

金利や返済面のメリット

金利はもちろんかかりますが、他の金融機関の融資よりも金利面で有利なことが多くあります。
また、返済開始期間を融資を受けてから3ヶ月〜最長1年程度、遅らせて開始するなど、開業時のリスクを考えて融通してくれる場合もあります。

 

無担保・無保証

最近は金融機関の融資でも、保証人の代わりに保証協会の制度を利用したりなど、保証人を立てずに融資を受けられる場面も増えてきましたが、創業者を応援している日本政策金融公庫では、個人の借入れでも保証人や担保を取らずに融資してくれます。
※一定の条件を設けている場合もあります。

 

入金スピードが早い

他の金融機関に比べて、融資の意思決定が早く、オープン前までに融資が実行される事も多いです。

ローン(クレジット)やリース

融資は「お金を借りる」という方法ですが、ローンやリースは「代わりに払ってもらう」という資金調達方法になり、代わりに払ってもらったものを分割で支払う形になります。
決算書や契約書を見られた事がない方はわかりにくいと思いますが、融資の返済は「利益から支払う」ものですが、クレジットやリースの支払いは「経費として精算」するなど、決算書において項目が変わります。
また、物件の所有権も変わりますので、契約期間や償却後の所有権などについても確認をしておきたいですね。
一般的にクレジット契約の場合は、契約期間が終わると所有権は利用者に移り、利用者の資産となります。
リースの場合は、契約終了後も所有権が利用者に移ることはなく、契約終了後は再度契約を結ぶか、物件を返却する形に
なります。

⭐︎開業する際の設備などは融資(ローン)か、クレジット・リース契約のどちらが良いの?

個人の財布はきちんとしておこう

無いとは思いますが、税金の滞納や公共料金、家賃の滞納など「滞納」と名のつく状態になってはいませんか?
税金や健康保険などは滞納があった時点で融資はまず受けることができません。
今一度見直しておきましょう。

物件選び

事業計画書と資金調達プランがまとまったら、いよいよ物件の選定ができますね。
ちなみに良い物件はすぐに抑えられてしまうので、運やタイミングもありますが、余裕があれば事業計画書と資金調達と並行して探しておきましょう。

物件選定で大切にしたい視点

商圏の範囲

一番大切なのが商圏を知るということ。
それぞれの業種(職種)によって商圏の範囲は異なってきますが、一般的に美容室の商圏は、半径2〜2.5kmぐらいまでと言われています。
自転車で通える範囲のギリギリくらいで考えたほうが良いと思います。

商圏の世帯の特徴

そのエリアはどんな街(繁華街・住宅街 etc)で、どんな見込み客がいるのか。
住んでいる人や働いている人の特徴と昼間の人口はどのくらいいるのか。
競合となりえるサロンはどのくらいいるのか。

などは事前に調べておいたほうが良いですね。

物件の特徴

大通り沿いの立地なのか、路地を入った立地なのか。
路面店なのか、2階以上の空中階か地下なのか。
外から中の様子が見えるのか見えないのかなども大切なポイントです。

間取り図だけではわからない事は結構たくさんあります。
天井の高さはどのくらいか、湿気がたまりやすい、乾燥しやすいなど、居心地に関わる店内の状況。
人通りはどうか、表に立て看板を出せるかどうかといったお客様の導線の状況を知る事も大切です。

⭐︎商圏分析をするのに使えるjSTAT MAPを活用しよう。

店舗内装の施工

美容室の開業が他の業種と異なる点で言えば、美容室の開業に保健所の登録が必要なこと。
登録基準を満たすための、換気の基準、照明の基準、床材の選定など、この業界のことをきっちり知っている業者を選ぶ必要があります。

美容室は、電気・ガス・水道を多く使う業種のため、設備面も熟知していてメンテナンスもしっかりしている業者を選ぶ必要がありますね。

もちろん、初めての出店となると施工費用の相場などわからないことも多いと思いますが、基本的には坪単価どのくらいなのか。で比較することが多いです。

ただ一番費用がかかるのは水回りと空調です。

リアシャンプーの導入などの場合、排水のために床をあげるか、床を掘るかでも費用が変わってきますし、空調の場合は、スパルームやエステルームなど、部屋を分ける際には空調のコストも変わってくるので、何にどのくらいの費用がかかるのか、丁寧に教えてくれる業者さんの方がいいかもしれませんね。

サロンの内装に関しては壁紙や床など、多少は費用がかかってもあとで変えてしまうことは可能です。
変えにくいのは水回りの配置やレイアウトになってきます。

サロンが軌道に乗るまでは、あまり高い壁材や床材を使わないというのも賢い選択と言えますね。

備品の準備

内装が決まれば、セット椅子やシャンプー台など機材から、ワゴンなどの小さな備品に至るまで選定していきます。

新品にこだわることもできますし、中古品から探してくることもできるので、サロンづくりの優先順位に合わせて考えましょう。
ちなみに、椅子の革は張り替え可能ですので張り替えると、低価格でほぼ新品同様に仕上がるものもあります。

これもサロンの内装同様、後で変えることも可能です。
セット椅子も、脚と椅子本体とで別売りなので、脚がしっかりしていれば、上物の椅子だけ変えることも可能です。

美容器具は融資の中から賄うこともできますし、分割払いやリースにすることもできるので、賢く活用しましょう。

集客やプロモーション

目標売上を達成するためには、客数を増やさなければなりません。自分がサロンに張り付いている以上、自分の身を使って集客することは難しいです、どういった手段で集客するのか、設定した客単価を維持するためにはどうすればよいかを考えておきましょう。

集客やプロモーションに関してはSNSやポータルサイトなど集客が多様化しているのでターゲットに合っているか、自分が使いこなせるツールかも含めて検討しましょう。

⭐︎ 美容室開業の立ち上げ時期に必要なプロモーションと費用対効果を考える。

保健所への届出

保健所への届け出ですが、開業までに届け出が済めば良いのですが、住んでいる地域の管轄によって対応のスピードも変わって来ますので、事前にオープン予定の相談はしておきましょう。
工事が始まる前に事前に相談しておくことが大事です。

また、グランドオープンではなく、プレオープンでも届け出が完了していないといけませんので気をつけてくださいね。

⭐︎美容室の開業時、保健所の届け出をするときのチェックリスト