今回は売上目標の立て方についてです。
今日も少し長いです。なので嫌な方はそっとページを閉じてください。
今回は売上目標の立て方について書いてみます。
というのも前回お店の損益計算について書いてみたので、少し書いてみようと思います。
前回のお話は…
売上150万円くらいの美容師さんが独立しても30万円くらいの給与しかとれないわけ
経営上、会社によっては役員にしか開示できない数字もあると思いますので、自分で計算はできないかもしれませんが、知っておく方がいいと思いますので記しておきます。
本来なら経営の深い部分、純利益と返済から、経常利益を考え、粗利を考え、としていくのですが今回は逆に計算していきますね。
わかりやすい部分から考えてみます。
■付加価値(粗利益)から、必要な売上目標を立てる。
お店で毎月棚卸をされる事をおすすめします。
必要な粗利を伝えられているサロンであれば、計算してみることができるので計算してみてくださいね。
売上高 = 必要な粗利益 ÷ 粗利益率(100% – 材料費率)
となりますので、必要な粗利益が100万円で、粗利益率が90%とすると
100万円 ÷ 90% = 111万円
必要な粗利益が100万円で、粗利益率が85%とすると
100万円 ÷ 85% = 117万円
という風になりますよね。
つまり、粗利益率が悪ければ悪いほど、粗利益を稼ぐために必要な売上があがってしまうということになります。
■固定費と経常利益から必要な粗利益目標を立てる。
経営に必要な固定費、給与や家賃、水道光熱費、広告費、求人費などから算出します。
固定費なので、過去かかっている金額をもとにすればある程度正確な数字はわかると思います。
粗利益 = 必要な固定費 + 必要な経常利益
となります。
※オーナーは自分の給与を必要な固定費の中に組んでおいてくださいね。
■必要な経常利益を計算する
経常利益には、ノルマがあります。これを越えないと倒産します。
税引後の利益が、返済の金額を上回っている必要があります。
簡単に「返済の倍の経常利益を残しなさい」と言われる方もいますね。
まず必要な純利益から計算します。(税引後の利益ですね)
純利益 = 返済額 + 欲しい利益(貯蓄したい金額)
計算で純利益が出たら
経常利益 = 必要な純利益 ÷ 60%
※実行税率が40%として
今回は逆から計算しましたが、こんな風に経営の目標を立てていきます。
なので会社として経営しやすく、利益を残しやすくするためには
①返済が少ない事
②変動費(材料費)が少ない事
が大きなポイントでしょうか?
自分が経営者になったつもりで考えてみるのも面白いですよ。
また色々と考えてまとめていこうと思いますので、ご期待ください。
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