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スタイリストにメイクスキルは必要か?
これはあるメーカーの営業の方が言っておられた事です。
営業って言っても結構上の役職の方ですが…。
これはヘアカタログだったり、クリエーションだったりの撮影の時のお話。
すごく上手い美容師さんは、3時間あれば何人もモデルさんを仕上げられる。
同じモデルさんでも、何スタイルでも仕上げられる。
下手な美容師さんは、3時間の中で作品を高めようとして、同じモデルさんで思考錯誤する。
それよりか、時間が来てもスタイルが作れていない事が多い。
ヘアショーでもそう。
上手い美容師さんはバングを一発で決める。
バングに限らず、迷わず一発で切り込むそう。
じゃあなんで、それだけのスピードで仕事をこなせるか…との事ですが…。
そのメーカーの方が言っておられたのは、上手い美容師さんはヘアスタイルだけではなくて、メイクのことや肌色のことをすごくわかっているとの事だそうです。
モデルさんを見た時に、メイクさんへの指示ができる。先にメイクが仕上がってきた来た時も、そのメイクに合わせてスタイリングしたり、顔まわりのバランスを作る事が出来るそう。
でも、実際に美容師さんがデビューするまでにレッスンする事って、バランスだとか、メイクを学ぶ前に、単純に「時間内に正確にカット」する技術のレッスンばかりをしてしまっているんですよね。
デザインの組み立て方や似合わせは習わないで、単純に正確性ばかりを学んでいるそう。
だから、実際にはスタイリストデビューするまでにメイクのレッスンやフィニッシュワーク、フォトシューティングを必修として行っている方が、結果的にはスピードアップに繋がることが多いそうです。
美容師を調理師の仕事に例えると…。
切る。炒める。煮る。蒸す。
という風に、調理の技法を一生懸命するのが美容師って…、言われてました…。何料理を作りたいから、炒めるのではなく、炒めた結果中華料理になった…、みたいな感じ。
何料理を作っているかは、勉強しない…。
調理師は、フランス料理を作るから、こうやって炒める、煮る、とかそうやって勉強するそうです。
だから本当は美容師さんって、勉強の仕方を変えた方がいいそうです。
コンサバにしたいから、この技術。
モードにしたいから、この技術。
っていう風に、スタイルに合わせて技術を身につけていく方が結果的には早いそう。
まぁ、美容師さんもベーシックを習いながら、スタイルブックも見てるので、一概には言えないですが、こんな考え方もあるのだと…、感心して聞いてしまいました。
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