今日は少しプレゼン資料を差し込みながらのブログで!
先日知り合いの美容師さんの集まりの中で勉強会があり、プレゼンさせていただく機会がありましたので少し考えを整理したものを持ってプレゼンさせていただきました。
美容師さんって社会的地位が低いとか、労働環境が悪いって言われますが、そんな風にしてしまったのって美容師さん自身だと思うんですね。
今までの美容業界を盛り上げてくださったたくさんの先輩諸氏がおられるので、こんな風に言い切ってしまうのも良くないと思っています。
でもこれから業界を担っていく若い美容師さんや若い美容室経営者が経営について真剣に考えておかないと、美容業界ってどんなに頑張っても良くなっていかないなぁ…と。
経営者は目先のことだけでなく業界全体のことを考えていかないと、結果自分達の仕事の価値を低くしている可能性もあると思うんですね。
だからこそ、もっと賢くあらなければと思っています。
それでこういうプレゼンをさせていただけたのは、考えるきっかけになったので良かったと思いまとめています。
では、スマホだと見にくいと思いますが…。
目次
そもそも美容業界では、生産性とか稼働率ってよく言われますよね。
でも、そもそも生産性って?ということとか、どのくらいの生産性が必要なの?ということを踏まえて考えてみました。
そもそもは美容師さんが一生続けられる職業になることと、憧れて入りたくなるためには労働環境の整備は必要だと思っています。
そして年収300万円時代と言われますが、最低年収300万円は超える業種でなくてはならないと思うのです。
ここでは1時間当たりの生産性が5,000円以上は必要だよねってことを話させていただいています。
もちろん社会保険加入と労働時間を理想的な状況に近づけるのには必要なことだと思っています。
そして生産性って単純に考えることも大事ですが、わかりやすく売上を上げるための公式は?ということについて…。
なんでも難しく考えない方がいいです。
単純に考えないとやることがブレてしまいますからね…。
売上2倍 = 来店頻度1.5倍 × 客単価1.5倍
っていう簡単な理屈です。
そして現状から「来店頻度1.5倍」と「客単価1.5倍」を考えると大変なのですが、新しくターゲットをつかむことを考える時に、そんなに大変なことではないなって感じています。
というのも、マーケティングから見る来店回数と客単価から考えると『理想の来店頻度と客単価のお客様』って、ありえないお客様ではないんですよね。
実はお店の中でも「ちょっとVIPなお客様」っていうくらいの方だと思うんですね。
参考にしましたhttp://www.recruit-lifestyle.co.jp/news/pressrelease/beauty/nw8540_20141204
実際うちの統計でも出したのですが、お店の上位顧客の3割が7割以上の売り上げを支えてくださっているのです。
そう考えてみると「来店頻度」と「客単価」を高めるということは、上位顧客を増やすということだと思っています。
そもそも良いお客様というのは今通ってくださっているお客様にもおられるんですよね。
単純に顧客の構成比を変えることだと思っています。
VIP3割をVIP5割にしていく戦略がお店の売上を作ることだと思っています。
そして最後にどうやって上位顧客を増やしていくの?と考えた時に、売り物を増やすことが必要だと思いました。
というのも、お店でいろいろなメニューをしてくださるお客様って美容に対しての意識がすごく高い方だと思うんですね。
だからこそお客様が利用したいと思うメニューはお店としてそろえていかなければならないと感じています。
そして、実際結果として出ているのは、ヘアメニューしか置いていない店舗とヘア以外にネイルとエステを併設しているサロンのトップ1割のお客様の年間利用金額を比較した時にヘアメニュー以外を併設しているサロンの方が18%も年間利用金額が高かったんですよね。
そう考えるとお客様をファン化してロイヤルユーザー化していくためには商品力が必要だと感じたのです。
これからはロイヤルユーザーを増やしていくことが大事。
立地や店舗戦略にもよりますが「新規」を呼べば成功するという時代は終わったと思っています。
そして何度かブログにも書いていますが「トレンド産業」から「エイジングマネジメント産業」へというのが大事。
生涯顧客価値を考えた時にトレンドを追い続けるよりも通いたくなるサロン作りの方が重要だと思っています。
トレンドを発信し続ける限り、トレンドを求めるお客様ばかりが集まってきます。
そして、トレンドを求めるお客様は、他にトレンドを見つけると他のサロンに行かれてしまうと思うんですね。
そうやって考えるとトレンドを追わないという戦略もあっていいなと思っているのです。
少し長くなりましたが業界をよくしたいという思いで書いています。
まだまだ実践が付いてきていないので、いろいろ検証していきたいと思っています。
今日も頑張っていきましょう。
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