先日、勉強会で美容室の社長さんが言われていたこと。
すごく大きな美容室の方でさえ、集客サイトの費用の高さに頭を悩ませておられました。
新規のお客様を呼ぶだけならまだしも、固定化してきたお客様がウェブ予約を通して再来されるものだから、いつまでたっても成果報酬を差っ引かれてしまう…。
じゃあ費用対効果はないのか?といえば、高い費用を払ってでも、十分に費用はまかなえる集客がかかるので、止めるに止められないそうです。
そんな美容室が、今もっとも取り組んでいることは、2020年までに、その先を企業として永続させるための基盤づくりの政策に当たるそうです。
じゃあ、何に取り組むのか…。
目次
それは、顧客づくり、ロイヤルカスタマーづくりだそうです。
そして、顧客の定義がなければ、どれくらいの顧客がいるか想定ができない…。
スタッフによって、顧客の定義はまちまち…。
3回来店いただいたら顧客。
1年以上通っていただいたら顧客。
などなど…。
そこで、顧客の定義付けとして、10年以上通ってくださるお客様を顧客としよう…。
と、されたそうです。
女性のライフスタイルの変化でいえば、10年というのはとても長い…。
学生だった子でも、10年経てば立派な社会人…。
そしてそんな社会人も、10年経てば結婚して子供も生まれているかもしれない…。
子供を育てている主婦であれば、子供の手が離れて、新しく何かにチャレンジしたい時かもしれない…。
それだけ長い10年もの間、変わらずお店を利用してくださるのは、とてもありがたいお客様なのです。
そして、おのお客様を大切にしよう…という様々な取り組みをしていかれるそうです。
実は、その美容室でも10年顧客ということを考えたことは、今までほとんどなく、ロイヤル会員制度やポイント制度など、特別なことはしてこなかったそうです。
全体の10年顧客の人数を調べてみるとはおおよそ2.6%ぐらいだったそうです。
10年顧客の構成比を高めていくことが、お店の安定した売上を作るものとして、顧客を増やしていくそうです。
そして、年間利用金額の上位のお客様にも注目して、失客させない取り組みをしていくそうです。
どこも考えることは同じなのかもしれません。
今日も頑張っていきましょう。