あるセミナーで話をされていたことになります。
セミナーでお話されていた美容室ですが、昨年とくらべて大きく業績を伸ばしたそうです。
その業績を伸ばした要因の一つに『ヘビーユーザーづくり』に取り組んだことを紹介されていました。
お客様に「利用していただける美容室」になる…。使い道を作ることだそうです。
お客様に毎月利用していただけるメニューづくり。
毎月来ていただく理由づくりに取り組んだそうで、その結果お客様の来店スパンが90日平均から48日平均へと縮まったそうです。
そのことがお店の業績を大きく伸ばすのに大きく寄与したそうです。
お客様に毎月来ていただく理由づくりとしてお客様に新しい価値をお伝えする。
「髪質改善」というメニューと通じて、髪質を扱いやすく整えていくという新しい価値のお伝えをして来店スパンを縮めることに成功したそうです。
結果髪質改善のメニュー利用率が8割を超え、顧客のヘビーユーザー化に向けて動き出したそうです。
では、美容室がなぜヘビーユーザー業態にならなければいけないのか?
それは、日本の今後数十年間の人口推移から考える顧客は「減っていくだろう」という予測と、美容師のなり手も「減っていくだろう」という予測に基づきます。
お店を運営する上で必要な固定費というのはおおよそ変わらない。
しかし、スタッフが増えないだろうという中で、売上を維持していくためには一人当たりの生産性を高めていかなければいけません。
そしてお客様にしてもそう…。
お客様が増えないだろうということを考えるとお客様お一人お一人の利用金額を高めていかなければいけません。
そう考える上で顧客の「ヘビーユーザー化」というのは美容業界にとって必要な課題なのです。