先日もお店の単価アップについて書いた時に、失客を想定した新規集客も大切ですよ…。
新規集客を考える上で、改めてターゲット層に合わせたブランディングも大切ですよ…。
という事を書かせていただきました。
当然、自然失客(転居など)もありますので、新規集客の必要性をわかっている方も多いと思います。
必要な新規客の人数は、層客数の10%…と、一時期言われていました。
自然失客が一般的に5%はあると言われています。
そこから更に失客を考えると、10%は必要というのが、いっとき前に考えられていた考え方です…。
しかし、最近はポータルサイトやクーポンマガジンの普及による流動顧客の増加、再来周期が伸びているための年間来店回数の減少により、必要な新規客数は10%〜20%とも言われています。
そのため起きている現象が「新規獲得コストの上昇」です。
前にもブログに書きましたが、ホットペッパービューティーに掲載しているサロンが年間で支払っている広告費平均が100万円以上。
ホットペッパーからの流入予約の件数で割ると、1名あたりのホットペッパービューティーの集客単価(広告費)は1400円程度。
更に集客のための割引によるコストを計算すると、1名あたりの集客単価は2000円を超えると言われています。
全店舗の動員数おおよそ2500名に対して、10%の250名を呼ばないといけないと考えると、月間50万円の広告費を使わなければならない計算になります。
そして、無駄な広告費(たとえば50万円)をかけずに、利益に変えようとすると、地道な集客が必要になってきます。
紹介客を増やす。
そもそも、失客数を減らす。
今あるツール(ホームページ、ブログ)を活かす。
無料のSNSを活用する。
などでしょうか?
最近注目さているSNS集客で成功しているパターンは幾つかあるそうです。
①ヘアスタイルをあげる
これは、ポータルサイトと同じ考え方ですが、お店の売り物を明確にお客様に届ける方法。
トレンドが大好きなお客様を獲得できる可能性が高いそうです。
②ホームケアサポート的な内容
お家でのケア、トリートメントの仕方ケアの方法はもちろん、ドライヤーの使い方から、コテの使い方など、幅広くプロの情報を組み込んでいく方法。
本当にお困りの方や美容室不安の方のお助けになるそうです。
③コミュニケーション型
店内ムービーやスタッフの日常風景をユーチューブやその他の動画配信ツールを使って、お店の雰囲気を伝える方法。
お客様ともコメント欄でやりとりしたりなど、お店の雰囲気が出る事で、お客様が足を運びたくなる手法。
お客様との事前コミュニケーションが取れているので、カウンセリングがしやすいとか…。
④Q&A型
ブログのコメント欄などで多かったコメントに記事で答えたり、Line@などのツールでお客様の質問に個別に答えたりなど、お客様などとコミュニケーションをとっている美容師さんも多いそうです。
⑤カルチャー発信型
セルフィー使いがうまいというか、自分のファッションコーデやお気に入りコスメなど、ひたすら自分の好きなものを発信し続けるタイプ。
お店としての集客は望めなくても、個人としての集客になる可能性はある手法。
という風に、様々な集客の方法で成功事例が出ているそうです。
新規の集客も考えて、今日も頑張って行きましょう。