何かのイベント(事象)を体験した時に、その時の体験が「良いもの」になるのも「悪いもの」になるかは、そのイベント(事象)前後の環境によって決まるそうです。
例えば、子供の遠足…。
遠足がとても楽しいものとして有意義な時間となった子供と、遠足がつまらなくて、楽しく過ごせなかった子供の体験は、遠足前後の両親の関わり方が大きい。
【遠足を楽しく過ごすことができた子供】
「明日は遠足だね」
「明日のお弁当には、あなたの大好きなハンバーグを入れてあげるね」
「泥んこになるまで楽しんでおいでね」
「いっぱい遊んで、また話を聞かせてね」
「今日はどうだった」
「お弁当全部たべれたね」
「掘ってきたお芋を今日は晩御飯でだしてあげるね」
という風にイベントに対して、一緒に楽しもう…共有しようと思う両親がいるからこそ
そのイベントがほんとに楽しいものになります。
【遠足を楽しめなかった子供】
「明日遠足なの?」
「教えてよ、知らなかったじゃない」
「明日は仕事だから、お弁当作れないから何か買ってきてね」
「選択は大変だから、服汚してこないでよね」
「帰ってきてから泥だらけだから、早くお風呂に入ってね」
「掘ってきたお芋、汚いから家には入れないでね」
と、いう風にイベントはめんどくさいものという風に伝えてしまうとそのイベントが楽しくないもの、退屈なものになってしまいます。
美容室の施術もそう…。
カラーやパーマにしても、施術中って心地いいものでもないし、時間もかかります。
それでもお客様が美容室に来るのは綺麗になれるから…。
ても、それだけでなくカウンセリング、アフターカウンセリングがワクワクできるものなら、もっと美容室が楽しくなるはずです。
その日の施術にワクワクできるカウンセリング…。
今日来て良かった。また来たいと思えるアフターカウンセリング…。
この2つが大事だと言われています。
そしてイベントの前と後が大事というのは、何もカウンセリングやアフターカウンセリングだけでなく、会議や研修でも同じことが言えます。
会議に向かうスタッフをわくわくさせられるか?
会議の後に、会議の内容を共有できる時間を持っているか?
どんな声かけをするか?
どんな準備をするかで、イベント自体の成果が大きく変わります。
今日もいい成果を上げられるような頑張っていきましょう。