一人前に育てる教育
毎週定例会議に参加している美容室のオーナーさんの集まりでよく言われる言葉。
「役職が人を育てる」という言葉。
ある日を境に責任のある立場に変わり、その責任のある仕事に試行錯誤しながら向かっていく。
その中で、役職に適した能力が身についていく…。
役職が変わるというのは、役割や立ち位置、身の置き所が変わるということ…。
立ち位置が変われば、ものの見方が変化するものです。
インプットされるものに変化が生まれます。
仕事で言えば「役職」というものが人を育てるのかもしれません。
仕事でないところでも「環境」が人を変化させるのかもしれません。
やり方や考え方はたくさんあっても共通のゴールは「人が育つ」ということではないでしょうか?
いつもお世話になっている税理士さんの言われることに「究極の独立支援制度」は独立しても成功して継続していける力をつけてあげること。そうゆう教育を会社がしてあげられること…と言われていました。
トレンドとして「フランチャイズ制度」などの独立支援制度が注目され、色々なノウハウを聞かれることはあるそうですが、どれだけいい状態で出店しても、そもそもの考え方が未熟であったり、スキルが不十分であるとうまくいかないものなのです。
逆に言えばちゃんと一人前に育てられる会社であれば、フランチャイズでなくとも出店が増え成長していけるもの。
教育のゴールの共通認識は必要なのかもしれません。
前に「教育」について聞いたこと…。
美容師であれば、美容師として「売れる」教育をしていくことが教育の目的…。
美容師としてお客様に支持されるかどうか…。お客様から支持されなければ美容師としては生きていけないのです。
教育するときの基本は「売れる美容師」になるための日々の振り返りと行動ができているか?
幹部にしても一緒、店長であればよその会社で同じように店長をしたとき、独立してオーナーになったときにちゃんと一人前に仕事をできるか…。その力を身につけていくことが大事なのだと思います。
あと1ヶ月と少しもすれば、新人さんも入ってきます。
一人一人がそれぞれの立場で成長できるように頑張っていきましょう。