自分たちの仕事の価値を見つめ直す
これまで何度か、美容室の業態変革の必要性について触れてきました。
美容室の同質化から脱却し生き残れる美容室になるために、今の美容室の売上の柱以外にも、収益性のある新規事業を考えていかないといけないのかもしれません。
改めて、美容室の再定義について考えてみたいと思います。
再定義のその前に… ブランディングするために重要な項目について考えてみます。
◼︎私たちは何者なのか?を明確にする事。
これほどの情報社会の中で、自分たちの事を覚えてもらえる事なんてほとんど無い。
少ないチャンスの中で、覚えてもらうためには、何を知ってもらいたいのかをはっきりさせることが重要な事。
美容師はヘアデザインや技術をウリして、そこをゴールにしがちだと感じています。
デザイナーである意識は高いのかもしれないが、デザインがもたらすその先の価値観について考えていない事が多いと思います。
お客様は、本当にヘアデザインだけを求めて、デザイナーのスキルを買いに来ているのでしょうか?
ヘアデザインは手段であって、私たちが追わないといけない事は、もっと先にあると思っています。
◼︎私たちは何のために働くのか?
自分たちが世界を変えていけるのではないか?と考えなければ世界は変えられない。
世界を変えることができると考える人は、世界を変えることができる。
自分たちは何のために働くのかという志をどの高さに掲げるかで、自分たちの仕事の結果も変わってくると思います。
◼︎違う見方をしよう。
世界を変えるのはクレイジーな人たち。
どんな困難な事でも自分にはできると、いい意味で錯覚し、失敗しても人とは違う角度から、何度も諦めずにチャレンジできる。
ある意味クレイジーに突き進める人が、世界を変える。
美容師の価値観を変えなければ、業態の変革は難しいと思っています。
ミッショナリーが「美容室を再定義する」とよく表現されますが、改めて自分たちが「これからの美容室はこうだ」と理解しないとダメですよね。
美容室 = ファッション産業
という定義を
美容室 = エイジングマネジメント産業
と再定義してみる。
美容師が永く続けられない理由のひとつに ファッション産業 = トレンド産業 だからと言われています。
トレンドが若い人を中心に動くものと考えると、年齢を重ねるということがマイナスに働いてしまいます。
美容室 = エイジングマネジメント産業 と考えると、年齢を重ねる事がプラスに働くかもしれない。
自分たちが美容室に新しい価値を見いだせば、業態は変えられます。
業態を変革していくことが、お客様のためになる。
そして、お客様が幸せになることで、世界が変わる。
本気で信じて、行動に変えられる自分たちでありたいと思っています。
どんどん新しいものを取り入れたいと思っていますので、柔軟に取り組んでいきましょう。