昨年感じていた4つのこと。
昨年の手記を振り返って呼んでみて感じていたこと。
①お客様第一主義
これは、本当に一番大事だと思っていることです。
いま会社があるのも、みなさんの生活が保障されているのもすべて「お客様」があってこそなのです。
来ていただけて当たり前ではなく来ていただけることを「感謝」できる1年であって欲しいと思っています。
美容室の件数は23万軒以上…。
これはおおよそ市街地1km圏内に美容室が10軒はある計算になるそうです。
美容室が集中しているエリアでは 30〜50軒とも言われています。
お客様が選択し得る範囲の中にこれだけの美容室があって、その中から選んでいただいている。
そして、その美容室の多くのスタイリストの中から選んでいただいて、みなさんひとりひとりの「指名数」という実績が作られています。
お店のことを好きで通ってくださる上位3割のお客様がお店の多くの売上を支えてくださっています。
それくらいお客様は大切な存在です。
ご予約をいただいているお客様のお時間を守れているでしょうか?
いつも来てくださるお客様に「お名前」でお声かけできているでしょうか?
お客様を大切に思う美容室は、私たちのサロン以外にたくさんあるのです。 その多くの美容室に勝たなければなりません。
ひとりひとりができるおもてなしを心がけていきましょう。
②生涯働ける職場づくり
人は成長したい生き物です。
誰もみな「向上欲」を持っているものです。
会社として、スタッフの成長のチャンスを多くつくり、ひとりひとりの成長にかけていきたい。
だからこそ、スタッフひとりひとりは自分の可能性や成長を信じて「自分への投資」をやめないでもらいたいと思っています。
「会社はスタッフ以上にスタッフのことを思っている」
そう信じてもらって間違いないです。
そして「会社が」ではなく「先輩が」スタッフのことを思っている組織です。
役員や幹部と話をしていて、みんな「後輩思い」で温かいと本当に感じています。
生涯働き続けられる職場づくりとは、生涯ともに励まし、支え合える仲間づくりだと思うのです。
お互いに「期待をかけ合い」そして「刺激し合い」ともに「成長する」 そんな関係性づくりをみんなとしていきたいと思います。
そんな「信頼」の中にこそ、働き方の「多様化」が生まれます。
信頼のないところに、任せることはできない。
しかし、信頼があればどんなことでも任せられる。
そんな関係づくりの先に、ひとりひとりの夢を叶える「働き方の多様化」を実現できると思っています。
③社員育成の強化
社員の育成は社員がする。
組織というのは「恩送り」です。
特に縦の組織が強くなるためには「恩」を送ることが大切なのです。
昔、先輩によくしてもらった時に先輩が言ったこと…。
「後輩に同じようにしてあげたらいいから、気にするな…。後輩にしてやれる先輩になれ…」
こんなことがわりと多いのも美容業界のいいところなのです。
社員を育てるのは、一つ上の先輩なのです。
そして人を育てるから、自分が育つのです。
だからこそ家族のように思いやり、家族のように接するそんな組織を作らなければならないのです。
大家族主義はアナログです。 ひとりひとりが「心」を持って接することが大事です。
④1時間当たりの生産性を高める
これは具体的なことかもしれません。
しかし、私たち美容業界の「価値や資質」を高めるためには欠かせないことになります。
1時間当たりの生産性が低いから業界は良くならない…とも言われます。
今まで1時間かかっていたことが、55分でできるようになればそれは「成長」です。 そして何よりお客様に喜ばれるのです。
お客様は大事な時間をわざわざ作って美容室に来てくださいます。
だからこそお時間を大切にして差し上げなければいけません。
じゃあ、何をもって時間を短縮するのか?
それは「技術(商品)」を省くのではなく、「ムダ」を省くこと。
「技術(商品)」 を省くことは、付加価値の低下につながります。
「ムダ」を省くというのは、作業工程を見直すのです。
ご予約の取り方…。
一つ一つの準備…。
そしてスムーズに行うための清掃 …。
いわゆる「5S」を見直すだけでもムダは省かれるものです。
追っていかないといけないことはたくさんありますが、ひとつづつ前に向かっていくことが大事。
今日も頑張っていきましょう。