キャリアのある技術者が取り組むべきこと
これはあくまで僕の見解になりますが…。
キャリアのある技術者が取り組むべきことの一つに、自分が担当する顧客構造の管理をしていくことが大事だと思っています。
というのはキャリアが長くなればなる分だけ、お客様との関係性も深まっていくものだと思っています。
お客様と技術者の間で信頼関係を積み重ねていき、生涯顧客になって頂けるのが理想なのではないでしょうか?
そしてキャリアを積むのと同じくして、技術者も年齢を重ねていき、ライフワークバランスが変わっていくものだと思います。
簡単に言うと年齢を重ねるとともに、若い時と同じように、ハードな仕事ができなくなっていくと思うんですね。
キャリアを積むとともに、少しずつ客数を減らしていく作業というのでしょうか?
お客様を後輩にお任せしていく事とも言えますよね。
それと同時に客単価を上げていき、結果として、客数は減ったけど、売上は落としていない。
時間生産性が高まり、少し時間の確保にもゆとりができ、教育にかける時間など、接客以外にも仕事の時間を持てるようになりますよね。
こういった事を考えて仕事をしていくのも、少しずつ考えていかなければいけないのかもしれません。
上記にあげた根拠ですが、サロンの売上構造を分析した結果、サロンの売上の70%を売上上位の30%のお客様が占めているというのが、多くの美容室の実績に見られるからです。
上位30%のお客様、つまりロイヤルユーザーの割合を増やしていく事。
ロイヤルユーザーのニーズやウォンツに注目し、ロイヤルユーザーの平均単価を高めていく事も重要だと感じています。
これをお店単位ではなく、技術者単位で顧客管理を行い、ロイヤルユーザーの獲得に勤めていく事が、時間生産性を高めることにつながるのではないかと思います。
そして、少しずつ顧客を後輩に任せられるように人財育成を行い、最終的には、技術者にお客様がつくのではなく、お店のファンになって頂けるようにお客様に技術者全員で関わっていく事が大事だと思っています。