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髪質改善って何なの?縮毛矯正とは違うの?手触りや質感の特徴を紹介

髪質改善って何なの?縮毛矯正とは違うの?手触りや質感の特徴を紹介

美容室を探していたり、美容室のメニューを見ている時に「髪質改善」というキーワードを見た事がありませんか?

髪質改善トリートメントには、エイジングやダメージによって、収まりの悪くなった髪の毛を扱いやすく整えてくれる効果があります。

「髪質改善」と聞くと、髪の毛がサラサラになる、ツヤツヤになる、広がりが収まる、というイメージを持っている人も多いかもしれませんが、実際、髪質改善とは、美容室によって扱っている薬剤が違ったり、施術工程が違うため、同じ効果が得られるとは限りません。

ただ、縮毛矯正の様に、クセ毛を真っ直ぐにできるものではないので、クセの悩みがある方は、美容師さんと相談してみてくださいね。

“記事の内容”
  • 髪質改善の種類とは?
  • トリートメントや縮毛矯正との違い
  • どんな人におすすめなの?

この記事では、上記の点をわかりやすくまとめていますので、参考にしてみてくださいね。

美容室の人気メニュー髪質改善とは?

髪質改善とは、スパイラルパーマやウィービングカラーのように技術の名前では無く、お客様にメニューを届けやすくするためのサロンによる打ち出し方の一つです。

そのため、薬剤のメーカーが決まっていたり、施術工程が決まっている、ということはなく、サロンによっても髪質改善の捉え方は違います。

髪質改善のタイプを大きく分けると2つ。

髪質改善は大きく2つの種類がある

先にも書いた通り「髪質改善」の定義というものがないので、何種類ありますよ、とは言い切れないのですが、髪質改善と言われるものは大きく分けると「水素トリートメント」と「酸熱トリートメント」の2種類があります。

余談ですが、酸性領域で縮毛矯正をかける「酸性ストレート」を髪質改善と謳っているサロンもあります。

髪質改善「水素トリートメント」とは

テレビ番組などでも話題になったので、ご存知の方も多い、水素系の髪質改善トリートメントについて説明していきますね。

一般的なトリートメントに近い

水素トリートメントは、一般的なトリートメントの様に栄養成分を髪の毛の中に浸透させていくタイプのトリートメントです。

しかし、一般的なトリートメントとの違いは、その名の通り「水素」が含まれている点です。

髪の毛には、老化物質と言われている「活性酸素」が含まれているのですが、トリートメントに含まれる「水素」が髪の毛の中に浸透し、活性酸素と結びつきます。

活性酸素と水素が結びついているところにアイロンで熱を加えることによって、活性酸素の水素が化学反応を起こして、水に変わります。

活性酸素は普段のシャンプーなどで、簡単に除去できないため、水素トリートメントを行うことによって、デトックス効果を得られます。

化学反応で生まれた水分が髪に潤いを与えるので、ツヤやまとまりは良くなりますが、クセを伸ばす効果は低いと言われています。

水素トリートメントのデメリットとは?

水素トリートメントのデメリットですが、実はほとんどありません。
一般的なトリートメントに近いと冒頭にも書きましたが、髪に負担をかける成分が含まれていないため、髪をダメージさせる心配がありません。

美容師の技術差も出にくいトリートメントのため、失敗の少ないトリートメントといえます。

髪質改善「酸熱トリートメント」

酸熱トリートメントとは、グリオキシル酸と言われる強酸の薬剤を使用したトリートメントメニューになります。

髪の毛は、パーマやカラーなどのアルカリによるダメージや熱によるタンパク変性によって、毛髪内部の結合が切れたり乱れたりする事があります。

毛髪内部の結合が乱れることによって、髪にねじれ(よじれ)が生じて、ツヤのない髪質になってしまいます。

酸熱トリートメントは、この乱れた結合を整える効果があり、髪のねじれ(よじれ)を修正する事ができます。

酸熱トリートメントに含まれるグリオキシル酸が乱れた結合の間に入りこみ、クッションの役割をすることにより、髪質を改善していきます。

縮毛矯正との違いとは?

よく縮毛矯正と酸熱トリートメントは何が違うの?と聞かれますが。

縮毛矯正は、薬剤の還元作用により、結合を切断し、アイロンで矯正した後に再結合させることにより、髪の毛を真っ直ぐにする効果がありますが、結合を切断したり、アルカリの力でキューティクルをこじ開けたりしてしまうため、多少のダメージが発生してしまいます。

その点、酸熱トリートメントは、キューティクルに負荷のかからない、酸性領域で薬剤を作用させる事ができ、結合を切断しないことから、ダメージがほとんどなく、髪質を改善する事ができます。

酸熱トリートメントのデメリットとは?

  • 技術によるムラができやすい
  • 収斂によるダメージの危険

酸熱トリートメントのデメリットは、ありません。と、言いたいですが、酸熱トリートメントには、デメリットがあります。

アイロン操作の技術やアイロンの温度によって、技術ムラが出やすい。

酸熱トリートメントに必要なアイロンの温度は200度以上と言われています。

一般的な縮毛矯正のアイロン温度は180度前後ですが、それよりも高い温度になるため、アイロン操作が難しくなります、

アイロンの温度が低すぎたり、アイロンの当て方や操作のスピードにムラがあると仕上がりに差が出てしまうため、酸熱トリートメントをする際の美容室選びには気をつけましょう。

また、強い酸を使うことによって、髪を収斂(しゅうれん)させてしまうため、薬剤を流すタイミングを間違ってしまうと、ダメージにつながってしまう可能性もあります。

髪質改善のまとめ

ここまで、かなり簡単にですが、髪質改善についてまとめてみました。

それぞれ、メリットやデメリットもあるので、美容師さんに相談してみてくださいね。