「髪がパサつくから、しっとりするシャンプーが欲しい」
美容室でもよく聞く相談です。
でも、パサつく髪に一番しっとりするシャンプーを選べばいいかというと、僕はそうは思っていません。
細くなってパサついている髪と、太くて硬く、うねって広がる髪。
ブリーチを繰り返している髪と、毎日のアイロンで手触りが悪くなっている髪。
同じ「パサつく」でも、選びたいシャンプーは変わります。
今回は、僕が実際に美容室で使っているものを中心に、ドラッグストアや通販で購入しやすい商品も含めて7つ選びました。
なお、実際に使った商品については僕自身の使用感も書いています。
YOLUとharuは僕自身が使った商品ではありません。市販・通販で選びやすい商品の中から、メーカーが示している対象や商品設計を見て選んでいます。
「そもそも自分の髪には、どんなシャンプーが合うの?」
という方は、先にこちらを読んでみてください。
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Table of Contents
まずは7商品の違いを簡単に

今回選んだ7商品は、おすすめ順ではありません。
自分の髪に近いところから探してみてください。
| こんな髪に | シャンプー |
|---|---|
| ブリーチ後のパサつき・ゴワつき | オージュア リペアリティ |
| ざらつき・じりじりした広がり・ツヤ不足 | オージュア ミラジェリィ |
| 太い・硬い・ゴワつく・縮毛矯正をしている | オージュア インメトリィ |
| ダメージは気になるけれど重くしたくない | サブリミック アクアインテンシブ |
| 香りとしっとりした手触りを楽しみたい | ジェミールフラン シャンプー ハート |
| 市販でパサつき・しっとりを重視したい | YOLU カームナイトリペア |
| 大人髪・ハリコシも気になる | haru kurokamiスカルプ |
では、ひとつずつ見ていきます。
1.ブリーチ後のパサつきなら|オージュア リペアリティ
こんな人におすすめ
- ブリーチをしている
- 毛先のパサつき・ゴワつきが気になる
- 手触りをやわらかくしたい
- ハイダメージ毛をホームケアしたい
ブリーチ毛の相談なら、僕が候補にするひとつがオージュアの「リペアリティ」です。
メーカーも、ブリーチによってスカスカ・ゴワつきを感じる髪を対象として、ブリーチによる毛髪内ダメージに着目したラインとして展開しています。
実際に使っていて僕が感じるのは、手触りのやわらかさ。
ブリーチしてパサパサ、ゴワゴワしている髪には相性がいいと思います。
一方で、誰にでもすすめるわけではありません。
ブリーチをしていない髪や、髪質によっては、
「ちょっとベタつくかも」
と感じることがあります。
だから「ダメージケアだから、とりあえずリペアリティ」ではなく、ブリーチによるパサつきが気になる人に選びたいシャンプーです。
2.ざらつきが気になるなら|オージュア ミラジェリィ
こんな人におすすめ
- 表面がじりじり広がる
- 手触りにざらつきを感じる
- なめらかさとツヤが欲しい
- 重たいだけの仕上がりは苦手
最近使っていて、ちょっと面白いなと思ったのが「ミラジェリィ」です。
初めて使ったときに印象的だったのが、
洗っているときのツルツル感。
凹凸がなくなる、と言ってしまうと大袈裟ですが、髪表面のざらつきが均されるような感覚があります。
そして乾かすと、重たいしっとりではなくサラッとなめらか。ツヤもいい感じです。
メーカーも、ケミカルダメージや美容習慣によって「じりじり広がり、フォルムが乱れた髪」を対象にしています。
商品コンセプトと、僕が実際に使って感じた質感がかなり分かりやすく一致したシャンプーでした。
ただし、僕の感覚では細毛・軟毛の人には少し慎重に選びたいところです。
3.太い・硬い・ゴワつく髪なら|オージュア インメトリィ
こんな人におすすめ
- 髪が太い・硬い
- ゴワつきや広がりが強い
- くせとダメージの両方が気になる
- 定期的に縮毛矯正をしている
今回の7商品の中でも、僕の使用感ではかなりしっとりするタイプです。
特に候補にしやすいのが、硬め・太めでゴワつきがある髪。
定期的に縮毛矯正をしていて、うねりだけではなくダメージや硬さも気になる人にも使いやすいと思います。
メーカーも「くせ毛にダメージが重なって広がり、ツヤが失われた状態」に着目したラインとしています。
反対に、細くて軟らかい髪や、トップのボリュームを落としたくない人には、少し重たく感じる可能性があります。
「パサつくからしっとり」ではなく、しっかり重さを出してでも、まとまりが欲しい髪に。
そんな位置づけです。
4.軽さを残してダメージケアしたいなら|サブリミック アクアインテンシブ
こんな人におすすめ
- カラーやパーマによるダメージが気になる
- 髪が乾燥してパサつく
- ダメージケアはしたい
- でも重たい仕上がりは苦手
資生堂プロフェッショナルのサブリミック「アクアインテンシブ」は、カラーやパーマの繰り返しで弱くなった髪や、乾燥・パサつきが気になる髪に向けたラインです。
名前だけを見ると、かなりしっとりしそうに感じるかもしれません。
でも僕が使った印象は、サラッと軽い。
いわゆる重たい「しっとり」とは少し違います。
ただ、軽いだけではなく、ちゃんとまとまりも出る。
このバランスが使いやすいところです。
パサつきやダメージは気になる。
でも、しっとり系を使うと髪が重たくなりすぎる。
そんな人には候補にしやすいシャンプーだと思います。
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5.香りとしっとり感を楽しむなら|ジェミールフラン シャンプー ハート
こんな人におすすめ
- バスタイムで香りも楽しみたい
- しっとりした手触りが好き
- 毛先の絡まりやパサつきが気になる
- ブリーチなどの強いダメージはそれほどない
ジェミールフランのシャンプー ハートは、まず香りがかなり印象的です。
フローラル系の香りがしっかりあるので、シャンプーを「髪を洗うだけのもの」ではなく、バスタイムの楽しみにしたい人にはいいと思います。
そして僕の使用感では、意外としっとり。
トリートメントまで使うと、さらにしっとりした手触りになります。
メーカーは、保湿成分のココイル加水分解コラーゲンKによって髪に弾力を与え、絡まりにくく動きやすい髪へ整えるとしています。
僕なら、ブリーチを繰り返して内部ダメージがかなり進んでいる髪の第一候補というより、
アルカリダメージはそれほど強くないけれど、アイロンなども使うので毛先のパサつきや手触りが気になる人
に選びます。
香りの好みは分かれると思うので、香りが強いものが苦手な方は一度確認してからがおすすめです。
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6.市販でしっとりを選ぶなら|YOLU カームナイトリペア
こんな人におすすめ
- ドラッグストアなどで購入したい
- パサつきが気になる
- しっとりした仕上がりが好き
- 香りも楽しみたい
ここからの2商品は、僕自身が実際に使ったレビューではありません。
市販・通販で購入しやすい商品の中から、メーカーが「誰に向けて作っているか」が分かりやすいものを選びました。
YOLUの「カームナイトリペア」は、その中でもかなり分かりやすい商品です。
メーカー自身が、パサつく髪を扱いやすいしっとりツヤのある髪へという方向を明確に打ち出しています。
セラミドNGを保湿成分として、CMC類似補修成分を毛髪補修成分として配合。
ネロリ&ピオニーの香りで、YOLUというブランド自体も「夜の美容時間」を大切にしています。
だから僕なら、
「難しい成分比較は分からない。でも市販品の中から、パサつきをしっとりまとめる方向で選びたい」
という人の候補にします。
反対に、細毛でトップがぺたんこになりやすく、「しっとりより軽さが欲しい」という人なら、別のタイプも比較してみてください。
7.大人髪のハリ・コシも気になるなら|haru kurokamiスカルプ
こんな人におすすめ
- パサつきだけでなく大人髪の変化も気になる
- ハリ・コシが欲しい
- トップを重たくしたくない
- 髪だけでなく頭皮も一緒にケアしたい
haru kurokamiスカルプも、僕自身はまだ使っていません。
それでも今回候補にした理由は、ターゲットがかなり明確だからです。
公式では「おとなの髪と頭皮」を対象に、髪と地肌を健やかに整え、ふんわりハリ・コシのある髪を目指す商品として展開されています。
リンス不要のオールインワンタイプというのも特徴です。
今回紹介したリペアリティやインメトリィのような「強いダメージをしっかりケアして、しっとりまとめたい」という方向とは少し違います。
年齢とともに、
「パサつくようになった」
「髪も細くなってきた」
「でも、しっとり系を使うとトップがぺたんこになる」
という人なら、こういう頭皮とハリ・コシまで含めて考えられたシャンプーも選択肢になります。
迷ったら「一番しっとり」ではなく、自分の髪から選ぶ
7商品を紹介しましたが、
「結局、一番おすすめはどれ?」
と思った方もいるかもしれません。
でも、今回はあえて1位を決めません。
僕なら、
ブリーチしてパサつく
→ リペアリティ
ざらつき・じりじりした広がりが気になる
→ ミラジェリィ
太く硬く、ゴワついて広がる。縮毛矯正もしている
→ インメトリィ
ダメージは気になるけれど、重くしたくない
→ アクアインテンシブ
香りとしっとりした手触りを楽しみたい
→ ジェミールフラン ハート
市販品からしっとり系を探したい
→ YOLU カームナイトリペア
大人髪でハリ・コシや頭皮も気になる
→ haru kurokamiスカルプ
というふうに考えます。
「パサつく」という悩みは同じでも、髪の状態はみんな違います。
だからランキングより、自分の髪に近いものを探すこと。
それがシャンプー選びでは大切だと思っています。
高いシャンプーならパサつきが改善するわけでもない
今回紹介した中には、サロン専売品もあれば市販品もあります。
価格もかなり違います。
でも、
高いシャンプーほど、すべての人の髪に合う。
ということではありません。
実際、僕が使っているオージュアでも、リペアリティはブリーチ毛にはおすすめしやすい一方、髪質によっては重さやベタつきを感じることがあります。
インメトリィもしっかりまとまる反面、細毛・軟毛なら重すぎる可能性があります。
逆に、軽い仕上がりを求める人なら、アクアインテンシブのほうが心地よく使えることもあります。
大切なのは値段ではなく、
今の自分の髪に、その商品の方向性が合っているか。
です。
→ シャンプーとトリートメント、どっちにお金をかける?美容師ならまずシャンプーをすすめる理由
そもそも、シャンプーを変えなくてもいいこともある
もうひとつ忘れてほしくないのが、
パサつきの原因がシャンプーとは限らない
ということです。
カットしてから時間が経ち、毛先や毛量のバランスが崩れている。
アイロンの熱や摩擦が重なっている。
乾かし方によって髪がまとまりにくくなっている。
そんな場合は、シャンプーを買い替えるより先にできることがあります。
→ 髪がパサつくのはなぜ?美容師が大人女性にまず確認する原因と対策
そして、今使っているシャンプーが気に入っていて、特に困っていないなら、無理に変える必要もありません。
美容師から見れば、
「今なら、こっちのほうが合いそう」
と思うことはあります。
でも、本人が気に入っていることも大切です。
シャンプーは、理論上の100点を探し続けるものではないと思っています。
まとめ|パサつく髪は「原因×髪質×仕上がり」で選ぼう
パサつく髪のシャンプーを選ぶとき、
「しっとりと書いてあるから」
だけで決めなくても大丈夫です。
まず見てほしいのは、
髪の太さ。
うねりやねじれ。
ダメージ履歴。
そして、どんな仕上がりになりたいか。
毛先までスリークに、サラッとなめらかにしたいのか。
多少重さが出ても、広がりをしっかり抑えたいのか。
ブリーチによるゴワつきをケアしたいのか。
大人髪のハリ・コシも残したいのか。
そこまで分かれば、「パサつく髪におすすめ」という大きなくくりから、かなり自分に合うシャンプーへ絞り込めます。
シャンプーは、成分名から自分の髪を当てはめるのではなく、
自分の髪を見てから、商品を選ぶ。
僕はその順番でいいと思っています。

