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コンディショナーとリンスの違いは?自分にぴったりのトリートメントの選び方

リンスとトリートメントの違い。トリートメントの選び方

美容室でキレイな髪に仕上げてもらっても、自分の髪質に合わせたホームケアができなければ、キレイな髪を維持することは難しいです。

なかなか自分に合ったトリートメントが見つからない…。
そもそも、コンディショナー、リンス、トリートメントの違いすらわからない…。

そんな方はとても多いのではないでしょうか?

正しいトリートメントを選ぶ参考になるようにまとめていきますね。

シャンプーの後に髪につけ洗い流すオーソドックスな「インバストリートメント」と、お風呂あがりにつける洗い流さない「アウトバストリートメント」がありますが、この記事では、洗い流す「インバスタイプ」のものを説明していきますね。

トリートメント、コンディショナー、リンスの違いは?

リンス、コンディショナー、トリートメントの違いを解説した表
シャンプー後のトリートメント、コンディショナー、リンス、いずれも毛髪の質感向上のためのヘアケア剤ですが、これらの違いはあまりしられていないですよね?

言い方が違うだけで、リンスとコンディショナーは同じものという説もありますが、参考までにまとめました。

リンス

英語で「すすぐ」という意味のリンス。
開発初期のシャンプーは、石鹸をベースにしたものが多く、アルカリによるキシキシ感や引っかかりを整えるため、アルカリ石鹸を中和させ、指通りを良くし、石鹸カスを落とすために作られたそうです。

髪の表面を油分でカバーして指通りをよくするものなので、乳液のような柔らかい液状になっており、毛髪の内部に浸透するタイプではありません。

コンディショナー

シャンプー後の毛髪のコンディションを整えるために作られ、毛髪表面をコーティングし、サラサラ(しっとり)した質感に整えるものです。

リンスに近い考え方ですが、コーティング力が強く、静電気を防止する作用もあったり、乾いた後の収まりが良いとされています。

トリートメント

毛髪の内部にタンパク質などの栄養成分を浸透させて、ダメージ部分に栄養を補給する事を目的としているので、毛髪内部にまで働きかけられる点が、リンスやコンディショナーとは異なる点です。

リンスやコンディショナーと同じように、シャンプーの後に使用しますが、毛髪内部に浸透させるために、つけてから5分程度時間を置くのがおすすめです。

トリートメントの役割と効果

毛髪を構成しているのは、大部分がタンパク質ですが、それ以外に含まれる水分と脂質のバランスを保つことが、美しい毛髪を守る秘訣です。

理想の水分量と脂質量
  • 水分 11〜13%
  • 脂質 1〜7%

そのためトリートメントには、アミノ酸やタンパク質などの栄養成分以外にも、水分と脂質を補う保湿成分が多く含まれています。
皮脂汚れや髪についた汚れ、スタイリング剤などをシャンプーで落とす際に、水の中にアミノ酸などの栄養成分が溶け出してしまいます。

シャンプー後に栄養成分を補う作業をしなければ、髪がパサついたり、指通りが悪くなるため、シャンプー後のトリートメントが重要になります。

トリートメントの種類による質感の違い

  • インバストリートメント
  • アウトバストリートメント
  • システムトリートメント

先ほども少し触れましたが、トリートメントには「洗い流す」タイプと「洗い流さない」タイプのトリートメントがあります。
また、最近では、美容室で施術されるような、髪質に合わせた組み合わせ式の「システムトリートメント」などもあります。

それぞれ使うタイミングや目的が違うため、質感や形状は異なります。

インバストリートメント

洗い流すタイプのトリートメントで、シャンプーとセットで販売されていることが多いので、リンスやコンディショナーのように、シャンプーと同じシリーズ、メーカーで合わせて使うことが多いと思います。

基本的には、シャンプーと同じシリーズのものを合わせて使用してください。

シャンプーの界面活性剤のイオン(+と−)やシャンプーのpHによっても、トリートメントの浸透・吸着の質が変わる可能性があります。

ワンポイント
トリートメントにも、シャンプーと同じように「シリコンorノンシリコン」の違いがあります。
シリコンは水溶性のものとそうでないものがありますので、シリコンが一概に悪いとは言えませんが、シリコンの含まれるものは、ベタつきや毛穴詰まりに繋がる可能性があるので、気をつけましょう。

アウトバストリートメント

アウトバストリートメントは、ドライヤーの熱のダメージやブラシの摩擦ダメージを軽減する効果がありますが、ヘアスタイルや髪質に合わせて様々なタイプのトリートメントが販売されています。

  • ミストタイプ
  • ミルク(乳液)タイプ
  • オイルタイプ

必ずコレ!という決まりはないので、実際に使ってみた使用感でお気にいいりのものを選ぶのが良いと思いますが、インバスタイプではなかなか補えない、脂質(油分)を補いやすい乳液タイプかオイルタイプがおすすめです。

ミストタイプ

お風呂上がりの濡れた状態につけるというよりは、朝起きた時の寝癖なおしにしようしたり、ドライヤーでブローしている最中にパサつきが出てきたときに補助的な保湿として使うのがおすすめです。

ミルクとオイルの違い

ミルクタイプは、水分と油分が混ざり合っているタイプのトリートメントなので、髪の毛への馴染みがよくとても使いやすいです。
ただ、乳液の水分が空気中の水分を寄せやすいので、湿気の多い夏場はベタつきを感じることもあります。ただ、乾燥しやすい冬場は、しっとり感を保ってくれるので重宝します。
オイルタイプは、ベタつきそうなイメージもありますが、乾くとサラッとした質感になるものが多く、湿気も寄せ付けないためスタイリング崩れも起こしにくいです。そのため、アイロンやコテなどのスタイリングにピッタリのトリートメントです。

システムトリートメント

システムトリートメントとは、3〜5種類のトリートメントを髪の毛の上で重ねづけ、毛髪内部で「結合・定着」させるトリートメントです。
サロンで施術されるトリートメントに近いイメージで、手間はかかりますが、効果が長く持続するものが多いです。

「浸透させる」
「定着させる」
「閉じ込める」という風に「3ステップ」のものが多いです。