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くせ毛の原因や種類とは?扱いやすく改善する方法を紹介

くせ毛の原因や種類とは?扱いやすく改善する方法を紹介

日本人はくせ毛に悩んでいる人の割合が多く、おおよそ7割の人が、なんらかの「クセの症状」に悩んでいると言われています。

この記事話では、くせ毛の原因やくせ毛の種類についてまとめています。

また、自宅でできるヘアケアなどでくせ毛を扱いやすくする方法もまとめます。

くせ毛の原因とは

  • 髪がチリついて艶が出ない
  • 髪がうねってまとまらない
  • ブローしてもクセが戻る

など、クセ毛の悩みや症状は人それぞれですが、クセ毛のほとんどは遺伝が原因とされています。

ただ、遺伝といっても赤ちゃんの頃や子供の頃は、髪が細く柔らかいため、クセ毛の症状が見られず、中高生や大人になってから髪質が変化したと感じる方もあるので、後天的なものと捉えられることもありますが、基本的には遺伝に左右されることが多いです。

またエイジングによる髪の毛の乾燥やアルカリダメージや熱ダメージによるタンパク質の変性が起こり、クセが現れることもあります。

遺伝によるクセ毛のメカニズム

一般的にクセ毛は優性遺伝すると言われています。

分かりやすく説明すると、両親のどちらもが直毛の場合、クセ毛の子供は生まれてきませんが、一方がクセ毛で一方が直毛の場合は、クセ毛の子供が生まれてきやすいと言われています。

また、隔世遺伝という言葉もある様に、親からの遺伝子だけでなく、祖父母からの遺伝子を受け継ぐこともあります。

そのため比較的クセ毛に悩んでいる人は多く、美容師目線で見ても、完全な直毛の人はかなり少ないです。

もともと髪の毛は頭を守るために生えているので、クセ毛の方が直毛よりも防寒や外的刺激から守りやすいとされていて、優性遺伝していると考えられています。

“優性遺伝と劣性遺伝”
遺伝には「優性遺伝」と「劣性遺伝」がありますが、簡単に説明すると優性遺伝は親から子に引き継ぎやすい遺伝子で、劣性遺伝は親から子に引き継ぎにくい遺伝子の事を指します。

後天的な原因によるクセ毛のメカニズム

遺伝によるクセ毛は先天的なクセ毛にあたりますが、それ以外のホルモンバランスの乱れや食生活の乱れ、睡眠不足などから起こるクセ毛は後天的なものになります。

ホルモンバランスの乱れ

男性も女性も年齢の変化(思春期・老化)によって、ホルモンバランスが乱れることがあります。
また、環境の変化や生活習慣の乱れ(食事・睡眠・ストレス)によっても、ホルモンバランスが崩れてしまうことがあります。

ホルモンバランスが乱れると、ターンオーバーの周期が乱れ正常な髪の毛が生えにくくなってしまう事があります。

髪のダメージによるタンパク変性

アルカリダメージや熱ダメージによってタンパク質が凝集し、毛髪内部が空洞化してしまうことがあります。
毛髪内部に空洞ができてしまうと、タンパク質のつながりが途切れ、髪の毛が捻れてしまいクセ毛になってしまう事があります。

偏食やダイエットによる栄養不足

健康な髪の毛を育てるためには、ミネラルやビタミンの摂取が必要とされています。
しかし、過度のダイエットなどにより栄養不足が生じ、髪の毛が痩せてしまうことがあります。

髪が痩せていく過程でクセ毛になってしまうことがあります。

クセ毛の種類は大きく4つに分けられる

ここまでクセ毛の原因について説明してきましたが、髪の毛の形状によってクセ毛の種類は大きく4つに分けることができます。

波状毛

日本人に最も多いくせ毛で湿度によって髪の毛が膨らんでしまうのが特徴です。
波の様にうねる事からこの名がついていますが、三つ編みを解いた様に細かくうねるクセから、大きく波打つようなクセ毛まで様々です。

縮毛

黒人の髪質をイメージするとわかりやすいと思いますが、細かく縮れてうねるクセ毛です。
髪の毛の断面も丸ではなく楕円形だったり、そら豆の様に凹んだ形をしていたりします。

連球毛

一見するとストレートヘアの様に見えますが、毛髪の一本一本を辿っていくと、毛髪の途中で髪が細くなっていたり、太くなっていたり、数珠状になっているクセ毛の事を指します。

捻転毛

縄のように捻れた状態のくせ毛で連球毛のように一見するとストレートのようにも見えます。

素人目には分かりにくいのですが、ただ爪でしごく様に触ってみるとザラつきを感じたり、指を通したときにごわつきを感じます。

乾燥している髪質の方が多く、ブローしてもツヤ感が出にくいのも特徴です。

クセ毛を改善・緩和する方法

最後にクセ毛を緩和する方法について紹介して終わります。

クセ毛をまっすぐに伸ばしたい

先天的なクセ毛に限りますが、クセ毛をまっすぐに直毛に伸ばしたい人は、縮毛矯正をかけるのがオススメです。

先天的なクセ毛の場合は、ダメージやタンパク質の変性によるクセ毛と違うので、単純に縮毛矯正によるアプローチでかなり改善することが可能です。

縮毛矯正をかけない場合も、ヘアアイロンによるスタイリングでまっすぐにできます。

酸熱トリートメントでクセを穏やかにする

酸熱トリートメントによるクセ毛の緩和は、エイジングダメージやアルカリダメージによる後天的にクセ毛に効果的です。

先天性の強いクセは治すことが難しいですが、ダメージによる後天的なクセ毛は、タンパク質の構造を酸熱トリートメントで整えることで、かなり改善できるのでおススメです。

シャンプーやトリートメントを見直す

クセ毛は毛髪が乾燥する事で症状が出やすくなります。
そのため毛髪の保湿と頭皮の保湿ケアを行うことがクセ毛の発生や症状の緩和につながります。

毛髪のほとんどを占める水分を補うことと、毛髪の弾力性に関わる油分を補う事をメインに選ぶのがおすすめです。

油分はインバスケアよりもアウトバスケアの方が補いやすいので、お風呂上がりのケアも充実させましょう。