ゆっこさん
「ヘアオイルを使ったら、髪がベタベタになった」
「夕方になると、なんとなく髪が重たい」
そんな経験があると、
「私の髪にはオイルが合わないのかも」
と思ってしまいますよね。
もちろん、選んだオイルの質感が髪に合っていないこともあります。
でもサロンワークでお話を聞いていると、原因はそれだけではありません。
量が多い。
つける場所が違う。
髪の表面ばかりにつけている。
こうした使い方で、必要以上に重く見えていることもあります。
今回はヘアオイルで髪がベタつく原因と、僕がお客様にお伝えしているつけ方を紹介します。
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Table of Contents
ヘアオイルでベタつくとき、まず確認したい4つ

「このオイル、私には合わない」
と買い替える前に、まず次の4つを確認してみてください。
| 確認したいこと | ベタつきにつながる使い方 |
|---|---|
| オイルの種類 | 髪に対して質感が重すぎる |
| 使用量 | 必要以上につけている |
| つける場所 | 根元付近からたっぷりつけている |
| なじませ方 | 表面だけを手のひらで撫でている |
一つだけとは限りません。
少し重めのオイルを、多めに出して、根元付近からつけている。
そんなふうにいくつか重なっていることもあります。
だから僕は、オイルを変える前に「何を・どのくらい・どこにつけているか」まで確認したいと思っています。
「オイル=重い」とは限らない。でもオイルにも重さはある
ヘアオイルといっても、仕上がりは全部同じではありません。
軽くサラッと仕上がるものもあれば、しっとりとまとまりを出しやすいものもあります。
髪が細い方や、もともとボリュームが出にくい方が重めのオイルを使えば、
「朝はよかったけど、時間が経つとペタンとする」
と感じることもあります。
反対に、髪が太く広がりやすい方なら、ある程度しっとりするものの方が扱いやすい場合もあります。
つまり、
「人気のオイルだから」ではなく、自分がどんな仕上がりにしたいかまで含めて選ぶこと。
ここは意外と大切です。
僕自身、オイルを使い続けているお客様から、
「最近、なんとなく重たく感じる」
と相談されることがあります。
いわゆるビルドアップとまで言い切れなくても、毎日使うものだからこそ、今の髪に対して重すぎないかはときどき見直していいと思います。
意外と多い「根元からオールバックにつける」
もう一つ、かなり気になるのがつける場所です。
お客様に普段のつけ方を聞いてみると、
オイルを手のひらに伸ばして、
髪をオールバックにするように、根元付近から表面を撫でる。
あるいはポニーテールを結ぶときのように、髪の表面を手のひらで押さえる。
そんなつけ方をしている方が案外います。
もこちゃん
これだと、オイルが髪の表面や根元付近へ集中しやすくなります。
一方で、乾燥やダメージが気になりやすい毛先や、髪の内側には十分なじんでいないことも。
表面はベタつくのに、毛先はまだパサついている。
そんな少しもったいない状態になってしまいます。
美容師が教えるヘアオイルのつけ方

では、どうつけるか。
特別に難しいことをする必要はありません。
僕がお客様におすすめしている方法は、次の流れです。
1. まず髪をとかす
オイルをつける前に、コームやブラシで髪のもつれを整えます。
絡まったままつけるのではなく、まず髪を整えておく。
これだけでも、その後オイルを全体へなじませやすくなります。
2. オイルを手のひらへよく伸ばす
適量のオイルを出したら、すぐ髪へつけないでください。
まず両方の手のひらへ、しっかり広げます。
ここで終わる方も多いのですが、僕はもう一つやってほしいことがあります。
指と指の間にも伸ばす。
のぶさん
手のひらだけにオイルがついていると、どうしても髪の表面を撫でるようなつけ方になりやすい。
指の間にもなじませておけば、手ぐしを通したときに髪の内側にもオイルを届けやすくなります。
3. 最初につけるのは「毛先」
オイルを伸ばしたら、まず毛先から。
いきなり頭頂部や根元へ手を持っていく必要はありません。
毛先へなじませてから、中間へ。
手ぐしを通すように広げていきます。
毛先 → 中間 → 最後に表面。
この順番を覚えておくと分かりやすいと思います。
実際、ミルボンのエルジューダFO/MOでも、メーカーが案内している基本的な使用順序は毛先、中間、最後に表面。手に伸ばす際も、手のひらだけでなく指先や指の間まで均一に伸ばす方法が案内されています。
4. 表面は「手に残った分」くらいから
表面のツヤやパサつきも気になりますよね。
だから表面につけてはいけないわけではありません。
ただ、最初からたっぷりつけるのではなく、
毛先と中間へつけたあと、手に残っているオイルを表面へなじませる。
まずはそのくらいから試してみてください。
特に根元付近は、オイルが多くつくとペタンと見えやすい場所です。
毛先を持ち上げるようにしながら、必要なところへなじませます。
5. 余裕があれば、最後にもう一度とかす
時間があれば、最後にもう一度コームやブラシを通します。
せっかくオイルを使うなら、一部分へ固まってつくより、髪全体へなじませたい。
最後にとかすことで、より均一になじませやすくなります。
流れだけ覚えるなら、
とかす
→ 手のひら+指の間に伸ばす
→ 毛先
→ 中間
→ 残った分を表面
→ もう一度とかす
これで十分です。
量は「少なければ少ないほどいい」わけでもない
ベタつくのが怖くなると、今度はオイルをほんの少ししか使わなくなる方もいます。
でも、必要な量まで減らしてしまえば、
「つけているのに毛先がパサつく」
となってしまいます。
ここもゼロか100ではありません。
製品ごとに推奨量が違うので、まずメーカーが案内している量を基準にして、髪の長さや毛量、仕上がりを見ながら調整するのがおすすめです。
たとえば僕がサロンでも使ってきたミルボン「エルジューダFO」では、メーカーの使用量目安は次のようになっています。
| 髪の長さ | 使用量の目安 |
|---|---|
| ショート〜ボブ | 1プッシュ |
| ミディアム | 2プッシュ |
| ロング | 3プッシュ |
僕自身も、このくらいを一つの基準としてお伝えしています。
ショート1・ミディアム2・ロング3。
毎日使うものなので、覚えやすいのもいいところです。
毛量や髪の状態によって調整は必要ですが、「とにかく少量から」だけではなく、まず基準を知っておくと使いやすくなります。
オイルで重くなりやすい人なら、軽めから試すのも一つ
オイル選びで迷っている方には、僕はミルボンのエルジューダFOを提案することがあります。
エルジューダFOはメーカーでは、コシが弱く動かしづらい髪を、やわらかくしなやかな状態へ整えるタイプとして位置づけられています。
僕自身はエルジューダシリーズを一通り使ってきましたが、オイルを使いたい方の中でも、
「重たい仕上がりは苦手」
「以前オイルでベタついたことがある」
という方には、FOは比較的提案しやすい一本だと感じています。
もちろん、FOがすべての髪質に合うわけではありません。
髪が硬く、もっとやわらかくまとまりやすくしたい方ならMOなど、別の選択肢が合う場合もあります。
大切なのは「オイルなら何でも同じ」と考えないこと。
オイルとエマルジョンのどちらを選ぶか迷っている方や、毎日ヘアアイロンを使っている方はこちらの記事も参考にしてください。
→ 毎日ヘアアイロンするならヘアケアしても意味ない?美容師が教えるオイル・エマルジョンの選び方
「オイルが合わない」と決める前に、つけ方を一度変えてみて
ヘアオイルを使って髪がベタついた。
そんな経験があると、その商品を使うのをやめたくなると思います。
もちろん、本当に今の髪には重すぎるオイルだったのかもしれません。
でも、
- 量が多かった
- 根元付近につけていた
- 表面ばかりにつけていた
- 手のひらだけでなじませていた
そんな使い方が原因になっている可能性もあります。
だから新しい商品を買う前に、一度だけつけ方を変えてみてください。
髪をとかして、オイルを指の間まで伸ばし、毛先からつける。
まずはこれだけ。
のぶさん
同じオイルでも、
「前より軽くまとまる」
「毛先にはちゃんとついているのに、根元はペタンとしない」
と感じられるかもしれません。
ヘアケアは、商品を変えることだけが見直しではありません。
今持っているものを、今より上手に使う。
それも髪を扱いやすくする、立派なヘアケアだと思います。
