【必読】30代からの白髪・うねり・ツヤ髪ガイド⁠

毎日ヘアアイロンするなら何度がいい?美容師が教える温度と傷ませにくい使い方

毎日使うヘアアイロンの温度と、毛束の厚みや通す回数など髪を傷ませにくい使い方を美容師が解説するイラスト

ゆっこさん

髪が傷むのが怖いので、アイロンは低めの140℃にしています。でもクセが伸びなくて、同じところを何回か通してるんですよね。

ヘアアイロンを毎日使っていると、気になるのが「何℃くらいなら髪が傷みにくいの?」ということ。

サロンでもよく聞かれます。

たしかに、必要以上に高い温度でアイロンを使うのは避けたいところです。

ただ、温度を下げれば下げるほど髪にやさしい、とも言い切れません。

低い温度では思うように形がつかず、同じところを何度も往復している。

一度にたくさんの髪を挟んで、内側が伸びていないからもう一度。

そんな使い方になっているなら、温度だけでなく「どうアイロンを使っているか」も一緒に見直してみてほしいと思います。

この記事には広告・P Rを含みます。アフィリエイト広告を使用しています。

ヘアアイロンは「何℃なら傷まない」とは言い切れない

「140℃なら大丈夫ですか?」

「160℃は高すぎますか?」

「美容師さんは何℃で使っていますか?」

よく聞かれる質問ですが、実はすべての人に共通する「この温度なら傷まない」という数字を決めるのは難しいです。

ヘアアイロンによる熱は、毛髪のタンパク質の構造や水分保持などに影響することが報告されています。

そのため、必要以上に高温で使わないことは大切です。

ただ、実際のサロンワークでは温度だけで判断しているわけではありません。

  • 髪が太いか、細いか
  • ダメージがどの程度あるか
  • カラーや縮毛矯正などの履歴
  • クセの強さ
  • どんな仕上がりにしたいか
  • アイロンをどのくらい使い慣れているか

こうしたものを見ながら調整します。

「○℃が正解」ではなく、その人の髪と使い方に合わせる。

まずはここを基本に考えてみてください。

低温でも、何度も同じところを通していませんか?

ヘアアイロンは低温にするだけでなく、同じ場所に当てる時間や通す回数も合わせて考えることを説明したイラスト」

僕がアイロンの使い方で気になるのは、設定温度だけではありません。

たとえば140℃に設定していても、

「まだクセが伸びてない」

と同じ場所へ何度もアイロンを通していることがあります。

反対に、少し温度を上げることで一度で狙った形をつくりやすくなる場合もあります。

だから、

低温=髪にやさしい

と温度だけで考えない方がいいと思っています。

温度を下げたのに、結局同じところを何回も通していませんか?僕は温度と一緒に、こっちも結構気にしています。

のぶさん

もちろん、「だったら高温で一発ならいい」という話でもありません。

見るべきなのは、

温度・当てる時間・通す回数。

この組み合わせです。

そして、もう一つ見てほしいのが一度に挟んでいる髪の量です。

毛束を厚く取りすぎると、何度もアイロンする原因に

朝は時間がありません。

そのため、ついサイドの髪をまとめて挟んだり、後ろの髪を一気にアイロンしたりしたくなります。

でも、毛束を厚く取りすぎると、外側は整っているのに内側は思ったように伸びていないことがあります。

すると、

「あれ、まだ伸びてない」

と、もう一度アイロン。

それでも足りず、もう一度。

せっかく温度を気にしていても、同じ部分へ何度も熱を加える使い方になってしまいます。

僕がサロンでアイロンを使うときは、髪を薄めの毛束に分けてから挟みます。

特に髪の量が多い後頭部などは、一気に全部挟まず、クリップで髪を分けながらアイロンします。

大切なのは「絶対に○cm」という数字より、

一度で無理なく狙った形をつくれる量に分けること。

自宅でアイロンを何度も往復している方は、温度を変える前に、一度に挟んでいる髪の量を少し減らしてみてください。

アイロンを同じ場所で止めない

もう一つ、お客様にアイロンの使い方を説明するときによくお伝えすることがあります。

それが、

「同じ場所でアイロンを止めない」

ということ。

髪を挟んだまま、その場所でじっと待つ必要はありません。

僕自身、お客様に使い方を説明するときは、アイロンを挟んだらそのまま滑らせるように動かしてもらいます。

特に前髪や顔まわりは、形をつくろうとしてアイロンを止めてしまいやすい場所です。

長く熱を当てるより、

毛束を取りすぎず、挟んだら止めずに動かす。

まずはこれを意識するだけでも、普段の使い方を見直しやすくなります。

もこちゃん

温度ばっかり見てたけど、挟み方とか回数も関係あるんだ。

濡れた髪に高温のアイロンは使わない

温度や毛束以前に、避けてほしい使い方もあります。

それが、髪が濡れた状態で高温のアイロンを使うことです。

濡れた髪へ高温の熱を加えると、乾いた髪へ使った場合より大きな構造的ダメージにつながることが研究でも報告されています。

朝、時間がなくて、

「ちょっと湿ってるけど、このままアイロンしちゃおう」

となることもあるかもしれません。

でも、ここは急がず、まずドライヤーで乾かしてから。

特に洗髪後にアイロンを使う場合は、髪が乾いていることを確認してから使うようにしてください。

そして、最近「前より髪が傷みやすくなった気がする」と感じているなら、原因はアイロンだけとは限りません。

髪の細さや年齢による変化、カラーなどの施術履歴、濡れたまま寝る習慣や毎日のブラッシングなど髪のダメージはいくつかの要因が重なっていることがあります。

こちらの記事では、美容師が実際にどんな「傷み方」を見て原因を考えているのか、サロンワークでの視点も交えて詳しく紹介しています。

「私の髪、傷みやすい」は髪質のせい?美容師が見るダメージの原因と習慣

「傷みやすい髪質だから仕方ない」と思っている方は、一度読んでみてください。

毎日使うなら「やめる」より、使い方を見直してみる

ヘアアイロンを使う際に毛束を分け、同じ場所で止めたり何度も往復したりせず、滑らせるように使う方法を説明したイラスト

ここまで読むと、

「じゃあ、毎日アイロンしない方がいいの?」

と思うかもしれません。

もちろん、使わなければ熱を加える機会は減ります。

でも、僕はお客様に「傷むからアイロンは禁止です」と言いたいわけではありません

クセを整えたい。

前髪をきれいにしたい。

毛先を少し内巻きにしたい。

アイロンがあるから、毎朝自分の好きな髪型をつくれる方もたくさんいます。

だったら、やめることだけを考えるより、毎日の使い方を少し見直してみる

その方が現実的だと思います。

毎日アイロンを使う方は、まずこの5つを確認してみてください。

  • 必要以上に高い温度で使わない
  • 毛束を厚く取りすぎない
  • 同じ場所を何度も往復しない
  • 挟んだまま一か所で止めない
  • 濡れた髪には使わない

全部を完璧にする必要はありません。

「いつもサイドを一気に挟んでたから、今日は半分に分けてみよう」

それくらいでも十分です。

毎日使うものだからこそ、「使わない」より「どう使うか」。まずは一つだけ変えてみてください。

のぶさん

髪をきれいに見せるためのヘアアイロンで、必要以上に髪へ負担をかけてしまうのはもったいないですよね。

温度だけに正解を求めず、

自分の髪に合う温度と、一度で仕上げやすい毛束の量、アイロンの動かし方。

この3つをセットで見直してみてください。

毎日のスタイリングを楽しみながら、できるだけ髪への負担を減らしていきましょう。

アイロンの使い方を見直したら、次は「日々のケア」も

ここまで読んで、

「アイロンの使い方は分かった。でも、毎日使うなら、やっぱり普段のケアも気になる」

という方もいると思います。

アイロンの温度や毛束の取り方を見直すことも大切ですが、アイロンを使わない時間のヘアケアも、髪の状態を整えるうえでは大切です。

ヘアオイルとエマルジョンの違いや、毎日アイロンを使う人がどんなケアを考えればいいのかは、こちらの記事で詳しくまとめました。

→ 毎日ヘアアイロンするならヘアケアしても意味ない?美容師が教えるオイル・エマルジョンの選び方

「アイロンで傷ませない」だけではなく、アイロンを使いながら、どう髪を扱っていくか。

そこまで考えると、毎朝のスタイリングも少し変わってくると思います。