ゆっこさん
のぶさん
もこちゃん
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Table of Contents
1. なぜ夏の紫外線はヘアカラーを「破壊」してしまうのか?

ヘアカラーが色落ちする原因は、シャンプーによる流出だけだと思われがちですが、夏に関しては「紫外線によるカラー分子の破壊」が最大の原因です。
私たちが美容室で髪を染めるとき、髪の内部ではカラー剤の成分(染料分子)が結びついて大きく育ち、綺麗に発色しています。
しかし、ここに夏の強い紫外線(特にUV-A波やUV-B波)が当たると、紫外線が持つ強いエネルギーが髪の内部まで突き刺さり、せっかく綺麗に発色しているカラーの分子を文字通り粉々に粉砕(酸化退色)してしまうのです。
特に、夏に人気のアッシュ系(青色)やピンク・レッド系(赤色)の染料は、分子の結びつきが紫外線に対して非常にデリケートなため、「夏はカラーがすぐに黄色く(赤っぽく)抜けてパサついて見える」という現象が起きてしまいます。
2. 驚きの事実:ヘアカラーと日焼け止めは「きょうだい」だった?
ここで、今回の本題である「美容師の裏ワザ(化学の話)」をお届けします。
なぜ「髪に日焼け止めを振ると、カラーの色持ちが良くなるのか?」その理由は、ヘアカラーの分子構造と、日焼け止めの分子構造が驚くほど似ているからなんです。
専門的なお話を少しすると、ヘアカラーの染料(パラフェニレンジアミンなど)も、日焼け止め(紫外線吸収剤)に使われる成分も、どちらも化学の世界では「ベンゼン環(六角形の炭素の輪)」という共通の骨組みを持っています。
【カラーと日焼け止めの分子構造イメージ】
ヘアカラーの染料 ➔ [六角形のベンゼン環] ➔ 紫外線に壊されやすい
日焼け止めの成分 ➔ [六角形のベンゼン環] ➔ 紫外線を身代わりになって吸収する
このように、二つは分子の形が非常に似ている「きょうだい」のような関係性を持っています。
そのため、髪の表面に日焼け止めスプレーなどをまとわせておくと、日焼け止めのベンゼン環が、カラーのベンゼン環の「身代わり」になって紫外線の攻撃をすべて吸収し、熱エネルギーに変えて逃がしてくれるのです。
これが、「髪のUV対策をすると、ただ日焼けを防ぐだけでなく、カラーの色持ちが物理的に激変する」という科学的な根拠です。
3. 夏のお気に入りカラーを死守する「3つのUV退色対策」
分子の仕組みが分かったところで、お家で今日からできる具体的なカラー死守対策を3つご紹介します。
最も簡単で効果が高いのが、髪用の日焼け止めスプレーです。
朝、いつも通りにコテで巻いたりスタイリングをしたりした最後の仕上げに、髪全体(特に表面と毛先)へシューッとひと吹きするだけで完了します。 日焼け止めの分子が髪の表面でバリアを張り、カラーの分子を紫外線から1日中守り抜いてくれます。
前回の頭皮日焼け対策でもお伝えしましたが、髪の分け目をパキッと固定したまま直射日光を浴びると、その表面にある髪だけが集中して紫外線ダメージを受け、そこだけ色落ちが早くなってしまいます。
日傘を活用するのはもちろん、お出かけ先で時々手ぐしで分け目を少し変えるだけでも、特定の髪だけがカラー破壊されるのを防ぐことができます。
もし、これから海やプール、夏の旅行などの予定がある場合は、事前に美容室で「髪質改善トリートメント(酸熱トリートメント)」をしておく、またはお家で「トステア」配合のミストでケアしておくのが非常におすすめです。
髪の内部に「架橋(仮の柱)」を作って密度をギュッと高めておくと、紫外線によってカラー分子が多少分解されても、髪の外へ流れ出るのを強力に引き止めて(ロックして)くれるため、色持ちが格段にアップします。
まとめ:化学の力を味方にして、夏もクリアな美髪カラーを楽しもう!
ゆっこさん
もこちゃん
夏だからといって、お気に入りの透明感カラーを諦める必要は一切ありません。ちょっとした化学の知識とお家でのUVケアがあれば、秋までキレイな色をずっとキープできますよ。
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(※追記:前回の記事で触れた「頭皮の日焼けによる皮の剥がれやフケっぽさ、赤み」などについて心配されている方もいるかもしれません。万が一頭皮が日焼けしてしまっても、正しい保湿ケアをしていれば通常2〜3週間程度で自然と快方に向かい、お肌はキレイに生まれ変わります。どうぞ安心してくださいね。
ただ、もし3週間以上経っても赤みや痛みが引かない、フケのような状態が治まらないという場合は、無理をせず一度皮膚科などの医療機関を受診してみてください。)
今年の夏は、お肌も髪も完璧に守りながら、最高に可愛いカラーで夏を全力で楽しんでいきましょうね!

