美容室で働いていて「シャンプーかトリートメント、どっちが大切なの?」と、よく聞かれます。
特に髪の毛の変化を感じ始める、40代から50代のエイジング世代のお客様によく聞かれるので、記事にまとめておきます。
よく聞くお客の声
今まで市販のシャンプーとトリートメントを使っていたのだけれど、最近、髪のダメージを感じる様になったから、サロンの良いヘアケアに変えたい。
だけど、良いものと分かっていても、いきなり全部変えるのは大変だから、シャンプーかトリートメントのどちらかから変えよう…と考える人も多いようです。
それと同じような感覚で、洗い流さないトリートメントから使ってみよう、という人も多いです。
それでは早速、解説していきますね。
Table of Contents
先に結論!実はシャンプーの方が大事!
お客様の声でよく聞くのは、シャンプーよりは、トリートメントに栄養や補修成分が多く含まれているだろうから、トリートメントの方が大事というご意見。
シャンプーは、汚れを落とすもので、トリートメントは、髪の毛を補修するものというイメージがあるので、仕方ないかもしれません。
しかし、強いてどちらが重要かといえば、実は、シャンプー。
ヘアケアという点においては、シャンプーもトリートメントもどちらもそれぞれに役割があるので、どちらも大切にはなるのですが、極論、どちらから使った方が良いのか?というと、シャンプーを先に良いものに変えるのがオススメです。
シャンプーの方がトリートメントより大事な理由
髪の毛は「死んだ細胞」といわれることもありますが、肌のようにターンオーバーすることがないため、一度傷んでしまうと、自己再生することはありません。
トリートメントで補修することはできますが、あくまで「擬似的に補う」ことしか出来ず、一度傷んでしまうと元には戻りません。
ヘアケアにおいて一番大事なのは「傷ませない」こと。
ご存知ないかもしれませんが、実は、毎日のシャンプーで髪の毛は傷むのです。
シャンプーで髪の毛が傷む理由
- どんなシャンプーを使うのか?
- どんな洗い方をするのか?
ほんの些細なことですが、髪の毛のダメージは上記のことに左右されます。
シャンプーの良し悪しは、洗浄成分(界面活性剤)で決まるといっても過言ではないくらい、洗浄力の違いが、ダメージの違いにつながります。
一般的に市販のシャンプーは洗浄力がとても強く、髪や頭皮に必要な栄養分や脂質、時にはヘアカラーの色素を過剰に洗い流してしまう事があります。
汚れや皮脂を取りすぎない適度な洗浄力を持った洗浄成分もあるのですがコストが高く、手頃な値段で販売する市販品には良質な洗浄成分が配合されることは、ほとんどありません。
そのため市販品の中でも、安価で手頃なシャンプーを使っていると、それだけで髪の毛を傷めてしまうこともあります。
いくら良いトリートメントを毎日したとしても、安価で洗浄力の強いシャンプーばかりを使用していては、髪の毛はなかなか綺麗になりません。
市販品が悪いとは言い切れませんが、傷めないヘアケアのためには、バランスの良い洗浄成分を選ぶことが大切です。
シャンプーの洗浄成分の違いについて書いた記事や正しいシャンプーの仕方について書いた記事もあるので参考にしてみてくださいね。
綺麗な髪と頭皮作りに正しいケアが大事
ここまでシャンプーとトリートメントのどちらが大事かについてまとめてきましたが、綺麗な髪を作るためには、シャンプー選びだけでなく正しいシャンプーの仕方やブラッシングの仕方などを実践することも大切です。
また少しずつ記事を上げていくので、ヘアケアについても参考にしてくださいね。
このブログが正しいヘアケアの助けになれば幸いです。